側臥位の就寝時間が長かったにも関わらず、重症の結果だったOSA症例

2026年04月10日

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50歳台 女性 身長:161㎝ 体重:64kg BMI24.7 ESS8 

高血圧を主訴に当院を受診、mallmpati3であり、無呼吸を疑い、簡易検査を施行しました。

REI=17.5/時間と中等症の無呼吸が疑われ、診断PSGを行っています。

トレンドからは側臥位の就寝時間が長く、SpO2のトレンドからは軽症のイメージですが、AHI32.8/時間と重症の結果でした。

結果的に仰臥位時のみ顕著なdesaturationを認めていたことがわかります。

そして最も目立つ所見が、レム睡眠の持続不良です。レム睡眠の%TST11.1%でした。

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2回目のレム期の脳波波形です。

5分画面なので細かい波形はわかりづらいですが、わずか3エポックでレム睡眠が終了しています。

呼吸イベントに伴う覚醒反応が強いほど、レム睡眠から逸脱してノンレム睡眠に移行しやすいと考えられます。

そのため、深睡眠とレム睡眠の減少がOSA症例の特異的な睡眠所見と言えます。近年レム睡眠と認知症との関連が報告されており、レム睡眠が十分とれないと認知症のリスクが上がると言われています。

認知症予防もCPAP治療のmotivationになるのではないでしょうか。

 

ゆみのハートクリニック 睡眠検査統括

川名 ふさ江

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