簡易検査結果と乖離して、大きく軽症化した症例

70歳台 男性 身長:172㎝ 体重:61kg BMI:20.6 ESS:5
家族からいびきを指摘され、他施設の人間ドックで簡易検査を施行、REI=40.7で当院受診、診断PSGを行いました。
高度ないびきと激しい心拍変動が目立つトレンドです。心拍変動の激しいところは、PACの頻発です。
呼吸イベントについては、レム睡眠時優位に閉塞性低呼吸を認めましたが、AHI=12.5と軽症の結果でした。
BMIが低値なため、呼吸イベントが生じてもSpO2低下は軽微で、3%ODIは5.2とAHIの半分以下でした。

PSGでは鼻圧センサーの感度をかなり上げて記録しています。
この画面でも低呼吸は判定できそうに思いますが、呼吸努力センサーには全く変化を認めず、SpO2も変化していません。
簡易検査の場合、特に自動解析ですと、これらが呼吸イベントとして判定されている可能性があります。
やはり簡易検査の場合、判定結果の妥当性を見るとき、3%ODIとREIが大きく乖離している場合は要注意です。
ゆみのハートクリニック 睡眠検査統括
川名 ふさ江



