低振幅脳波で入眠判定が困難だったOSA症例

2026年03月06日

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70歳台 男性 身長:162㎝ 体重:81kg BMI30.9 ESS1

虚血性心疾患の既往歴があり、自覚症状はないものの家族からいびきを指摘され受診、簡易検査でREI=16.7のため、診断PSGを行いました。

高度ないびきと激しい心拍変動が目立つトレンドです。

心拍変動はPACPVCの頻発で、終夜にわたり認めました。呼吸イベントについては、ノンレム睡眠では体位依存性があり、レム睡眠では側臥位でも呼吸イベントを認めています。

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入眠直後の脳波波形(1/画面)です。

前半は覚醒と判定、後半はN1と判定しています。

この症例は患者校正時から安静覚醒閉眼時でもα波を認めず、閉眼直後のみ数秒認めても、すぐ消失してしまいます。

このようにαを認めない症例は、ほぼ10人に1人はいると言われています。

AASMのルールにもありますが、脳波周波数だけでは判定困難です。

眼球運動のSEM出現や、いびきの出現などが手掛かりになります。

この場合は前半の覚醒としたエポックでもSEMを認めており、後半はいびきの記録からN1としました。

入眠後の睡眠はN2まで記録されましたが、終夜低振幅の脳波でした。

 

ゆみのハートクリニック 睡眠検査統括

川名 ふさ江

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