側臥位でも呼吸イベントが抑制されない重症OSAと徐波群発

2026年02月27日

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30歳台 男性 身長:174㎝ 体重:70kg BMI23.1 ESS4 

人間ドックの簡易検査でREI=25.5、最低SpO283%で紹介受診されました。

4年前から入眠困難でマイスリーを毎日服用、入眠直後に息苦しさと動悸で覚醒するとのこと、扁桃肥大もあり、PSG結果により扁摘も検討中です。

さらに睡眠中、ベッド上に座位になり、首を動かす動作が家族から観察されています。

PSG施行時も入眠困難でマイスリー5mg1時間空けて2回服用されました。

PSGの結果は、AHI=16/時間でしたが、側臥位の就寝時間が長く、仰臥位AHI44.7/時間でした。

そして0時過ぎと1時半過ぎに2回(矢印)、異常行動が観察されました。

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異常行動発現時のPSG波形です。

ビデオ映像からは、マイスリーの副作用である夢遊症状と思われるような異常行動を認めています。

仰臥位で呼吸イベントが出現すると、苦しいのか突然座位になり体を揺らしながら首を垂れており、しばらくすると普通に横になっています。

技師が入室したこともわかっておらず、この状態であれば起床時に記憶が残っていないことも、マイスリーの副作用である入眠後の健忘で説明がつきます。眠剤の変更が必要と思われます。

また呼吸苦が誘因となっているので、まずは無呼吸の治療でこの異常行動は抑えられるかもしれません。上記の波形は30秒エポックです。脳波波形は座位になったことで筋電図が重畳し、判定不能でした。

てんかん発作時と同様、朦朧状態の時の睡眠段階判定ルールはありません。覚醒とはせずにN1して、あとはコメントで補っています。

 

ゆみのハートクリニック 睡眠検査統括

川名 ふさ江

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