BMI低値でも、側臥位で呼吸イベントが抑制されない重症OSA

2026年02月13日

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50歳台 女性 身長:153㎝ 体重:56kg BMI23.9 ESS11

大腸内視鏡検査の鎮静中に無呼吸を指摘され、 SASを疑い簡易検査を施行したところ、REI=28.3/時間、最低SpO276%にて、診断PSGを行いました。

PSG結果はAHI=64.7/時間、驚くのは終夜大半が側臥位だったにもかかわらず、睡眠時は常に呼吸イベントを認める状態でした。

体位依存性がないとも言えますが、仰臥位時の呼吸イベントに伴うSpO2低下は、側臥位時より高度でした。いびきも終夜認めています。

上気道の狭窄が強い可能性があり、扁桃肥大の有無なども確認する必要があります。

女性であることと、BMIも高くないことから通常はマウスピースが適用となりますが、このように側臥位でも呼吸イベントが抑制されない症例は、マウスピースの治療効果は限定的と言われ、やはりCPAP治療が必要と思われます。

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全体で10分間の呼吸波形です。前半の青矢印は左側臥位、赤矢印は仰臥位になります。

低呼吸イベント(水色)中はいびきも記録されています。

レム睡眠時も同様の所見で、呼吸イベントに伴う最低SpO2は、レム睡眠時の左側臥位で記録されていました。

このような側臥位で仰臥位より閉塞が強いという逆ともいえる現象は、解剖学的な問題があるのかもしれません。

扁桃腺腫大の有無等を確認することになりました。

 

ゆみのハートクリニック 睡眠検査統括

川名 ふさ江

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