2回の眠剤服用で、朝方電極固定テープをはがし始めた高齢女性

2026年01月16日

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80歳台 女性 身長:152㎝ 体重:60.1kg BMI26 ESS1

夜間頻尿で他院の泌尿器科を受診、SASを疑われて簡易検査を行ったところ、REI=27で当院を紹介受診されました。

入眠困難でベルソムラを服用されています。

診断PSGを行ったところ、通常通り消灯前にベルソムラを服用されましたが入眠困難があり、23時過ぎにゾルピデムを追加で服用されました(矢印)。

入眠後は左側臥位の就寝時間が長く、仰臥位はごくわずかでした。

それでもレム睡眠時優位に呼吸イベントを認め、AHI27.5/時間とCPAP適用になる結果でした。

朝方ナースコールがあり、技師が応答するも反応がなく、入室したところ、顔に貼っていた電極固定シールをはがし始めていました。

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Wと判定したエポックはシールをはがしているときで、筋電図の混入が激しく、覚醒と判定していますが、直後は睡眠波形になっており、シールをはがしている間は覚醒ではなかった可能性があります。

ご本人は「ほかの人が外していたので、自分も外していいのだと思った。夢を見ていた。」とのことでした。

しかしその時間帯はレム睡眠ではなく、シールをはがす直前は深睡眠であり(矢印部分)、スムーズに覚醒に移行できなかったと考えられます。

高齢者の眠剤使用については、やはりせん妄などを誘発する可能性があり、十分な注意が必要です。

 

ゆみのハートクリニック

川名 ふさ江

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