「社会貢献度の高い仕事に就きたい」。 的確なルート調整で、 訪問診療を支えていく。

インタビュー一覧へ戻る

T. Y.
訪問診療コーディネーター
2018年入職
訪問歯科の診療コーディネーターとしての勤務を経て現職へ

診療コーディネーターとして、訪問歯科で一から経験を積んだ後、YUMINOへ入職。医師と同行して診療のサポートを行うほか、広範囲にわたる東京エリアの訪問診療の患者さんと担当医師の情報を一元管理し、全訪問ルートの作成および緊急時の訪問調整を行う「管制塔ルート調整コーディネーター」として活躍。訪問診療の要である、最適な訪問プランを設定・調整する重要なポジションを担う。

資格を持たない自分でも、
医療を必要とする人のために貢献できる仕事をしたい。

舞台関係の仕事に従事していた頃、医療分野の講演会の運営を通じて「訪問診療コーディネーター」という職種があることを知りました。資格がなくても、医療を必要とする人のために仕事ができることに興味が湧き、色々と調べていくうちに、「このような社会貢献度の高い仕事に身を置きたい」という想いが強まり、未経験ながら訪問歯科の現場に飛び込みました。

そこでは、訪問診療コーディネーターとして、担当の歯科医師の訪問スケジュールやルートを管理し、自ら運転して医師に同行し現場でのサポートを行うという一通りの仕事を一から学びました。経験を積み重ねる日々のなか、訪問先の患者さんの中で、歯科と内科の診療を併用されている方がいて、他のクリニックから訪問していた内科の先生に遭遇する機会が何度かありました。歯科は一定期間で診療が終わるものの、内科の訪問診療では継続的に患者さんと関わることができる点が異なることを感じました。

コーディネーターになってから3年が経ち、様々な経験をさせていただいた頃、単一診療科目ではない訪問診療の現場で新たに研鑽を積みたいと思い、YUMINOへの転職を決めました。

1000人以上の患者さんの訪問ルートを一手に調整。
ツールを駆使して、効率の良い診療を。

現在は、「ゆみの在宅医療・管制塔センター」で看護師をはじめとした多職種のスタッフと連携しながら、高田馬場、渋谷、三鷹の東京3院で、1

000人以上の患者さんのルート調整業務を3名で担当しています。YUMINOでの勤務は現在5年目ですが、入職当初は、前職と同様に医師と同行して診療サポートを行っていました。2年目からは、東京の訪問診療ルートの調整を統括するポジションで業務を行っています。具体的には、担当医の訪問スケジュールの管理、訪問ルートの設定に加え、患者さんのご都合への配慮や、緊急往診への調整対応も行います。

業務のポイントは、患者さんの病状に適した医師の訪問をプランする際に、訪問ルートが広範囲に広がらないよう、バランスを考え調整することです。Teamsを使って、看護師やリハビリスタッフともリアルタイムで連携を図り、同日に訪問が集中しないよう調整しています。緊急の依頼の際には、いかに患者さんのもとへ素早く医師を派遣できるかが重要なため、常に緊張感を持って仕事に臨んでいます。ルート調整専門の現職は、道路事情の知識や、多職種との円滑なコミュニケーション、臨機応変な対応力が求められるなど、一般的な訪問診療コーディネーターの業務とは異なりますが、実際の訪問診療の現場に立ち会っていた経験から、効率一辺倒のルート調整ではなく、患者さんへできる限り配慮した訪問を計画できるよう心掛けています。

様々な調整でコロナ禍での往診要請にも対応。
多忙な仕事でも無理のないワークライフバランスを実現。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、陽性者への往診も行ってきました。循環器等の疾患を持つ患者さんの診療へ影響がないよう配慮しながら、社会的な要請への対応も重要な仕事です。忙しいポジションではありますが、週40時間の勤務を、1日10時間交代制により、週休3日で働くことができ、ワークライフバランスを保つことが可能です。また、コロナ禍以前は、チームビルディングや、リーダー養成などの社外研修に参加する機会もありました。仕事柄、運転スキルも重要なので、必要があれば自動車運転の講習にも参加できるなど研修制度も充実しています。

YUMINOでは、様々な業界を経験してきたスタッフが、「医療を必要とする人の力になりたい」という想いのもと、訪問診療コーディネーターへと転身し、研修制度を活用してスキルアップを図りながら活躍しています。今後は、訪問診療コーディネーターとしてチームマネジメントが出来るよう、研鑽を重ねていきたいと考えています。