就寝時間が3時から9時と睡眠相が後退している高齢男性

2026年11月04日

スクリーンショット 2026-11-02 162959.png

80歳台 男性 身長:178㎝ 体重:74 kg BMI:23.3 ESS:9 のどの違和感で来院、同行された家族は無呼吸を心配され、簡易検査を施行したところREI=49.8と高値でした。既往歴は高血圧・肺腺癌・腎動脈ステント・花粉症があります。高齢のため診断PSGで精査したところ、長い中途覚醒に驚きました。実は普段から3時から9時の睡眠時間であり、PSG前日は5時から10時の睡眠時間でした。中途覚醒から再入院した時間が通常の入眠時刻だったことになります。終夜仰臥位だったこともありますが、入眠すればすぐに呼吸イベントを認めており、睡眠時に安定呼吸は全く認めませんでした。心拍変動の大きな変化は、覚醒反応時の体動に伴うアーチファクトです。

スクリーンショット 2026-11-02 163013.png

入眠したときの閉塞性無呼吸です。完全な閉塞性イベントなのでCPAPは著効すると思われます。気になるのは下肢筋電図です。これはEFM:essential fragmentary myoclonus AASMルールによる過度の断片的ミオクローヌスになります。高齢者によく見られますが、臨床的な意義は不明とされています。これ以外にもPLMが呼吸イベントと関連して記録されており、CPAPタイトレーションで、その変化を確認する必要があります。

 

 

年別

カテゴリー別

03-5956-8010

<受付時間>9:00~18:00

フォームからのお問い合わせはこちら