簡易検査でCPAP導入するもアドヒアランス不良のBMI高値症例

30歳台 男性 身長:170㎝ 体重:123 kg BMI:42.6 ESS:14 2~3年前から家族に無呼吸を指摘され、職場でも居眠りを指摘されて来院、高度肥満と扁桃肥大もあるようです。簡易検査でREI=108.4と異常高値でCPAP導入となりました。5-12cmH2Oで使用されていますが、寝落ちでCPAPが装着できず、装着しても1時間半で外してしまうなど、アドヒアランスは不良でした。リーク過多もアドヒアランス不良の原因となっています。至適圧設定とCPAPの治療効果を実感していただくために、CPAPタイトレーションPSGを行いました。その結果が次のページです。

残存AHIは7.8回/時間と治療効果は確認できました。CPAPダウンロードデータでもリークが多いことは指摘されていましたが、タイトレーションでもリークは多く、朝方には中枢性無呼吸が認められました。治療圧が高くなれば相対的にリークは多くなります。リーク過多の時のマスクフロー波形は開口波形ではなく、マスクのフィッテイングの問題のようでした。リーク音が気になるのか、マスクをいじる様子も観察されました。この結果から、治療圧を下げられればアドヒアランスの向上も期待できるので、扁摘を行うことを勧めています。そのうえで減量に励めば、CPAP治療効果がもっと明確になるでしょう。上記は%レムが36.8%であり、明らかにレムリバウンドと思われ、それがアドヒアランス不良の証拠となっています。



