他院で重症OSAと診断されてCPAP導入後の現状評価

2026年08月17日

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70歳台 女性 身長:151㎝ 体重:44.6 kg BMI19.7 ESS12 3年前に他院で施行したPSGAHI=46.7と重症OSAと診断され、CPAPを導入(設定圧:4-20cmH2O)、今回その他の循環器疾患の管理も含めて当院に転院されました。いびきの指摘もないままCPAP導入されたことに疑問を持たれ、再度診断PSGを希望されました。その時のヒプノグラムが上記となります。AHI=17.7と中等度の結果でしたが、呼吸イベントの出方に違和感を覚えました。閉塞性低呼吸が主体ですが、0時半から3時半まで仰臥位時のみに出現し、同時にPLMも判定されています。PLM指数は27/時間、覚醒を伴うPLM指数は17.6/時間と高値でした。朝方の仰臥位時はループゲイン亢進を示す周期性呼吸にSpO2低下を伴うことで中枢性低呼吸を判定しました。しかし記録前半は仰臥位でも呼吸イベントは認めず、PLMも認めていません。消灯前に眠剤を希望、服用されたため、覚醒閾値が上昇し、呼吸イベントが抑制された可能性があると思われます。

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PLMと同時に判定された閉塞性低呼吸イベントです。PLMと呼吸イベントの鑑別は悩みどころですが、このようにdesaturationを伴うときや呼吸努力センサに振幅変化のある部分は、低呼吸イベントを判定しています。

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朝方の深睡眠かつ仰臥位時の呼吸波形です。呼吸努力波形はセンサの不良でややノイズの乗った波形ですが、漸増漸減を示し、周期性呼吸となっていることがわかります。それにSpO2低下を伴っているため、中枢性低呼吸と判定しました。ただ鼻圧センサは呼気(下向きの波形)が記録されておらず、呼気時に開口していると思われます。いずれにしてもCPAPタイトレーションを行って、これらの呼吸イベントの消退やPLMの変化を確認する必要があります。

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