睡眠時の無呼吸と暴力行為を指摘されて検査した症例

40歳台 男性 身長:173㎝ 体重:89 kg BMI:29.7 ESS:15 10年以上前からいびきを指摘され、最近日中の眠気も強くなり来院、簡易検査を施行、REI=16.5の結果で診断PSGを行いました。呼吸イベントは閉塞性低呼吸が主体で体位に無関係に認めていました。1回目のレム睡眠はしっかりと仰臥位でしたが、呼吸イベントは少なく、酸素飽和度の低下も目立ちません。さらに仰臥位のまま深睡眠も記録されていました。レム睡眠でノンレム睡眠より呼吸イベントが抑制されることは、時々経験しますが、このような症例に共通の背景があるのではないかと大変興味を持っています。

さらにこの症例は、記録後半にPLMと判定できない脚動を認めました。LMの持続時間の定義は0.5秒以上10秒以下ですが、このように持続が10秒超えてしまうとLMと判定できず、PLMは成立しません。ビデオ画像で確認すると、足の指先を上下させて足底筋を動かしています。その繰り返しが細かい筋電図で表現されていることがわかりました。通常このような筋電図はミオクローヌスと表現されることもありますが、このように呼吸イベント終了時に同期しているのは、あまり経験がありません。CPAPタイトレーションを行って、これらの脚動がどう変化するのか確認してみるつもりです。



