日本循環器協会主催「循環器病患者みんなのWA2026」開催!
日本循環器協会主催の交流イベント「循環器病患者みんなのWA」が開催されました。
このイベントは、循環器病とともに生きる患者さんやご家族が、日頃感じている悩みや不安、経験を共有し、その声を医療従事者へ届ける貴重な交流の場です。オンラインと東京・大阪会場をつないだハイブリッド開催で、東京会場は当法人のゆみのハートクリニック(高田馬場)にて行われました。
全国心臓病の子どもを守る会、心臓弁膜症ネットワーク、LVAD座談会など、日本循環器協会と連携している患者団体の皆さんをはじめ、患者さんやご家族、そして医療従事者がグループとなり、それぞれの悩みや経験について意見交換を行いました。
- 患者会に入ることで同じ境遇の人とつながり、孤独感が和らいだり有益な情報を得られることも多いため、もっと多くの人に知ってほしい、一方で会の運営には資金・人材の面で多くの課題があること。
- ネットなどに色々な情報が飛び交っている中、患者会に寄せられる質問に対して答えに困るような内容も多い。
- 病気への社会的な理解をどのように広げていったらいいか、そして地域によって患者さんが得られる情報に格差があること。
- また、医療従事者側からは、患者団体についてもっと広く発信していきたい(患者さんや周りの医療従事者に伝えてみる)、より専門的な知識を持つ医療従事者の育成が必要。
などの意見があがり、当事者だからこそ見えてくるリアルな声が共有されました。
そして、当法人の理事長・弓野は、日本循環器協会の理事であり、患者さんと医療者をつなぐ「患者連携委員会」の委員長を務めています。弓野からは、ディスカッションで出たさまざまな意見を受けて、次のような話がありました。
「病気には"Disease"と"Illness"の2つの側面があります。私たち医療者は、疾患そのもの="Disease"について学び、治療することを中心に医療を行ってきました。そのため、どうしても病気を治すことに目が向きがちです。しかし、インターネットやSNSなどを通じてさまざまな情報が飛び交う今だからこそ、患者さん一人ひとりの想いや生活背景、不安に耳を傾ける"Illness"の視点が、ますます重要になっていると感じています。
今後も患者連携委員会として、疾患を診る"Disease"と、患者さんの想いに寄り添う"Illness"の両方を大切にしながら、患者さんや患者会の皆さんの声を集め、発信し、病気があってもいきいきと働き、暮らしていける社会づくりにつなげていきたいと思います」
こうした場を通じて、患者さんやご家族の声を集め、社会へ発信していくことが、医療制度の改善や、より良い療養環境づくりにつながる大きな力になる――その大切さを改めて実感する機会となりました。

■日本循環器協会 患者連携員会について
当法人の理事長・弓野が委員長を務めている「患者連携委員会」は循環器病の患者と家族の窓口となり患者家族間、医療者、企業との連携を深める委員会で、予防啓発活動も行っています。
また、日本循環器協会は、循環器の病気を持つ患者さんやご家族の声を受けとめ、医療者や企業とつなぐ橋渡しとなることを目指して、さまざまな活動を行っています。
■循環器のニーズ見える化プロジェクト
日本循環器協会が患者さんとその家族、関係者が1人で悩みを抱え込まないように気軽に声を上げられる「循環器のニーズ見える化プロジェクト」としたサイトを運営しています。
こちらは患者さんご本人、患者さんのご家族、医療関係者、企業関係者どなたでも無料で利用可能で、"こんなこといいな、できたらいいな"というようなあなたの悩み(ニーズ)を投稿できます。自分の投稿を企業が確認することで、もしかしたら新しい医療サービスにつながるかもしれません。まずは自分と同じような悩みを抱えている仲間がいないかみてみたり、ニーズがあれば書き込んでみて下さい。



